@こころのブログ

日々の心のいろいろを、出来る限りその色で綴るそんな日記。

@ゆちこの日記

九州暮らし2年生が始まります

去年の昨日、トランク一つとリュックという軽装で、私は門司港駅へと降り立った。
友達(とんちゃん)が軽トラでむかえに来てくれて、新しいお家(とんちゃんちの隣)まで帰ったことを思い出す。

夜になったら知らない女の子などがぞろぞろっととんちゃんちにやってきて、
気がついたら私のいらっしゃいパーティーが開催されていた。

まだリアルに思い出せる、あの日から一年。
というか、あれからまだ一年。

 

とんちゃんと昼から料理したり、お出かけしたり、気がついたら友達が引っ越してきてくれて2人暮らしが始まっていたり。お風呂がないからみんなで銭湯に通ったり、小倉まで仕事しに行ったり。何よりも門司港は歩いているだけでとても楽しい街。たくさん歩いて歩いて、夜も散歩をたくさんした。(そのことはとても痩せた)

気がつけばとても不思議な毎日で、今思い出しても楽しかったなあとほっこりする。
そこから恋をして色んなまさかの展開があって、わずか4ヶ月で門司港のお家を出て中津での暮らしが始まった。

わずか4ヶ月だったけれど、私の人生において「ただいま!」と帰れる場所が出来た。
「何をしている」とか、「こういうこと出来ます」や「これに興味あります」みたいな人との繋がりではなく、「この地域に住んでます」という人との出逢い方は、私にとっては心地よさが溢れていた。きっとこの地域に住んでいなければ出逢うことのなかった方々との出逢い、友達との出逢い。「同じ学校にいても友達にはなってないだろうなあ」という人を最初の印象で判断せずに深くしっていくチャンスがあるというのは、地域というくくりのある素晴らしさだなと今書きながら湧いてきた。

ちなみに今私は「ツキイチヨコイ」という活動をさせてもらっている。
内容は月に一度、門司港でお店をやりますというもので、私自身が月に一度は門司港に帰りたいし、みんなにも会いたいし、みんなが集うきっかけを作れたら嬉しいなと思って今年の1月よりスタートした。
定休日のカフェをご厚意で貸して頂き、私は中津の野菜を持って料理をしにいく。
細く、でも長く。
この街に好きな人がいるかぎり、ただいまと言いにこの活動を続けていきたいなと思っているのです。「よこいーおかえりーー!!!」がとても嬉しいから。

 

この前打ち合わせで、風の人と土の人の話になり、昨日はそのことについて色々と考えた。
私は今、土の人としての活動量を増やしている。今住んでいる場所が好きだし、もっともっと知りたいなと思っている。この街で暮らし続けていくために、自分が欲しいと思う場所作りを今している最中だ。

遊びにくるにはとてもいい場所だと思うこの街。
暮らし続けるにはどうだろう、それはまだ答えが出ていないのが正直で。
私は自分がま~本当にいい!と思うものしかいいと言えない性格だからこそ、
この街を「まーじでここは暮らすのにいいよ!」と言いたいんだと思う。
そしてだいすきな人がこの街を気に入ってくれて、ご近所になって、一緒に畑したり遊んだり企んだり創ったりワイワイしたりしながら、そんな輪を大きくしていけたらいいなと思う。まだまだかなり妄想だけど、そんなが超テンションあがる。

 

あとは、毎日に疲れちゃったときとかにふらりと遊びに来られる場所にしたい。
畑仕事とかやることはたくさんあって、そんな毎日の中で自然にも癒やされて。
悩むときって自分の価値を見失いがちだと体験談から思うけれど、こっちにくるともう元気に身体が動くだけで出来ることがたくさんある。3時間ただ悩むなら、3時間草を狩って欲しいと思っている人がたくさんいる。

そんなところに、きっとピンと開くものがあるのだと思う。

 

というわけで、そんな妄想をむふむふしながら、まずは一歩ずつ。
この街で自分の仕事を作っているみんなとシェアオフィスとカフェを始めます。
これからプロジェクトを生んでいきたい人の実験の場になったら嬉しいし、
人が繋がる場になってこの街に相互支援文化が生まれたらもうニマニマ。

そしてカフェと雑貨エリアでは地元の人も外から遊びに来てくれた人も出会えて、
ガイドブックでは分からない生の情報や人を繋ぐことが出来て、
この街がいいなと、また帰ってこようと思ってもらえるそんな一つの場所になれたらいいな。

全部が繋がっているのかいないのか、無計画にもほどがあるけど。
でも、自分が欲しいと思ったものを、自分たちで作っていく。
九州暮らしの1年間で変化したのは、「暮らしを作っていく」という感覚なのかもしれないな。