@こころのブログ

日々の心のいろいろを、出来る限りその色で綴るそんな日記。

@ゆちこの日記

人生はいつもいつでも、過程でしかないんだから、と思う。

最近のゆちこをつらつらと。

①日常と非日常なんてなくて、全部が日常。
福岡県にきています。
3週間、田舎に住んでいます。
そして今はファミレスでパソコンをしています。

旅が好きだったときは、とにかくその期間にぎゅっと予定を詰め込んでいて。
名物のこれを食べる!このお城は行く!みたいな。

でも、今回は「生きる」をしている、そんな感じ。
日常の場所が違うだけで、ここのあるのは日常。
そして、生きるということは、結局全部が日常なんじゃないかな。

②名物を食べるより、地域の方の手作り蜂蜜のが美味しい。
お城に行くより、一緒に薪割りをした方が感動する。
入場料を払う手のいれられた作られた場所よりも、もうなんともいえない色が混じり合った紅葉のトンネルにはっと息を飲む。

幸せは、感動は、旅の醍醐味は、こういうところにあるんだと思う。


③「旅」をしに行くのではなく、「暮らす」をしにいく。
そこに、本来旅に求めているものがあるんじゃないかと思う。

名物を食べるとか、城に行くとかのいいところは、
「ここ行きましたー!食べましたー」っていう、人との「共通」が増えやすいこと。
有名だから、共通体験として繋がりやすいとこ。

⑤でも、「○○さんと一緒に薪割りした」という経験は、すんごいニッチだけど、その共通項だけで一瞬にして、お友達になれると思う。
例え一緒にやってなくても。
経験談だけでも。
それってすごいこと。

⑥レンジ(幅)をつくる
東京もいいし、田舎もいい。
高いレストランもいいし、安い牛丼もいい。

でも、下も上も、全部を体験することで幅が出来るからこそ、好きを選べる。
そう話してくれたのは、今一緒にこの町で活動させて頂いてるぐっさん。
話がとても面白くて、ぐいぐい引き込まれてしまう。

⑦色々な経験をすることは、「これもいい」を増やすこと。
それは増えれば増えるほど、誰かの「これがいい」をいいねと思えるということ。

そして、その中で、「これが『すき』」が出てくるのだと思う。
それって、「いい」「わるい」で選ぶのではなくて、「すき」で選べるようになった瞬間なんだと思う。

「これがいい」が、自分にとってよければよいほど、他人に押し付けてしまっている場合があると思う。

お金がない生活がいい。
都会より田舎がいい。
仕事ばかりの人は可哀想。

最近特に、そういう場面に出逢うことが多いからこそ
「都会より田舎がいい」はあくまで「その人にとって」であり、
「都会より田舎がすき」なだけであって。

それをあたかも、正解かのように言うのは、結局一番世界を狭くしていたり、「都会はだめ」「都会に住む人は分かっていない」のように、世界に正解不正解をつけているんじゃないかな。

みんなが笑顔であればいいのだからこそ、どっちもいい。
そう思える人が増えれば、いいなと思う。


⑧同じ感じで、「仕事はほどほどがいい」という思想も最近よく出逢う。
「毎日終電で働くなんて間違っている」という目で見る人もいる。
でも、毎日終電で働くくらい一生懸命生きている人は、それはまた素敵だなと私は思う。
ライフワークバランスがどうだとかよくいわれているけど、
働き過ぎなくらい働くときもあって、気がつくこともあると思う。
かといって、働き過ぎなときがなくても、もちろんよくて。

つまりは、どっちでもいいし、何でもいい。
人間はいつもいつでも、「過程」でしかないんだから、と思う。


⑨私が働きすぎて心と身体を壊したときに、ひとつ思ったことは。
「この経験があったから」ということを強調しすぎないようにしようということ。

もちろん、あの経験があったから今の自分があって、ものすごくものすっごく感謝をしている。
そして、あの時がなかったら、間違えなく今の私はいなくて。
必要な出来事だったのだと、今は思う。

⑩でも一方で、なくてもよかったと思う。
きっとあの経験がなくても、幸せに呑気に生きていたと思うし、それはそれで違う悩み煮出逢い、毎日を一生懸命生きていると思うから。

一番怖いのは、例えば私が「あの時があったから」を強調しすぎることで、「ああいう体験をしないと」という思想を人に無意識的に与えてしまうことだと思う。

⑪だから、なんでもいいんだと思う。
人はしたい経験はきっとすると思うから。
そして、それはしたいからすればいいけど、別にしなくてもいいなとも、思う。
(まだ言語化するのが難しいんだけど、雰囲気そんな感じ)


⑫「楽しい・楽しくない」は周りが用意してくれることであって、「楽しむ」は自分でどうにでもできる。

だから人生はどうであっても、楽しむと決めて楽しんでしまえば、もうそれは全部が楽しい事になる。
生きるとは、自分で人生をつくることであって、色んな色を楽しむことじゃないかと思うんだけど、それすらも、選べるんだと思う。


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⑬4つ入りのクッキーを2人で買って食べたら、すんごく美味しかった。
2つを他の友達にあげようと思って取っておいた。
もう一個食べるのは簡単だけど、取っておくことで、4人が幸せになれるし、
それが美味しかったら、4人がまた買いに行くかもしれない。
そんな日常が、なんだかすごい幸せだなと、思った。

⑮カフェにいった。その前に寄ったマーケットで買ったパンが劇的に美味しかったので、お店のお母さんにお土産の一つをプレゼントした。
そしたら、お礼にクッキーをくれた。
そのクッキーを、そのマーケットを教えてくれた方にプレゼントした。

これって、幸せの循環だなと、ほれぼれした。